女性と起業
海外起業で自分らしくハッピーに生きる!

コンフォート起業10:「洋」のパワー2、等身大

 

「等身大」これが自分らしく働くキーワードです。前回「洋のパワー」で「ただ働き」が秘訣だと言いましたが、このただ働きを可能にするのが「等身大」の自分だと思っています。

なのでちょっと予定を変更してアメリカ流ただ働きの歴史についてお話しする前に、アメリカ流の等身大についてお話ししたいと思います。

ハッピーな妥協
私がアメリカで起業し、その後働く形態を変えて行った理由は「等身大」の自分で「自分らしく働きたかった」から。一週間7日24時間態勢のギャラリービジネスを通して私が学んだ事は「ハッピーな妥協」です。

妥協というとなんとなくネガティブな感じがするかもしれませんが、子育てもして、家庭も営んで、ビジネスもしてと、そのひとつひとつに大変な労力がいる事を一人で3役やろうというのですから、優先順位を決めて家族との協力体制のもとなんとかこなせる様に時間や労力を配分しなければならないのは当然の事だと思います。だからこの場合の「妥協」は諦めではなく、自分の中で折り合いを付けるという事。

私は欲張りですから3役全てを完璧にこなしたかったのです。全てを最高の状態で。でもそんなのは疲れるし必ずどこかで無理が出て来ます。だから続けられる様に「ハッピーな妥協」をする事にしました。自分がハッピーなら自分を取り巻く周りもハッピーに出来ますからね。ロールモデルと言えば偉い人という感じで自分ではない自分を求めていた時期が私にもあったのです。

まず仕事はクライアントとアーティストの理解を得ながら移行期間に2年間を費やしギャラリーという24/7体制からコンサルティングという比較的時間の自由がきく仕事体形に変えました。結果もともとコンサルティングが専門だった事、それから顧客の皆さんと一対一で接する事が好きで、ギャラリー経営時よりも幅広いアート作品をお勧め出来る様になって、結局コンサルティングという形態の方が自分にはより向いていると判明したのです。

等身大の一人3役
ワシントンポスト紙を始めあらゆるメディアで取り上げられていたギャラリーだったので辞めた時には「勿体ない」とか「ここまでやったのに」などいろんな声がありましたが、母であり妻であり社長である自分がベストの状態でお客さんとアーティストのために働くには最適の選択だったと思っています。

そしてギャラリー時代は全くおろそかにしていた娘との時間も作れる様になり、夫の家事負担もちょっとは軽減されたのです。今の所私が6割で夫が4割という感じでしょうか。以前は私が3割くらいで夫にかなりの負担がかかっていました。「働くとはこんな事」という固定観念を取り払ったらとても自由にそして客観的に自分を見る事が出来る様になったと思います。当初収入は減りましたが、その分得る物も大きかったのです。

コンサルタントですから定期的に展覧会をするわけではなく、ワシントンポスト紙にレビューが載る事はなくなりました。最初は何となく自分が置いてけぼりをくらったようで寂しかったのですが、ひとり3役をこなすにはこんな妥協も必要なのですね。

勿論、ひとり3役をもっと高いレベルでこなす事が出来る方も沢山いらっしゃると思います。ですが人は人。比べない事が一番です。自分が幸せに続けて行ける形態は自分しか分からないのですから。

アメリカ流の等身大
アメリカ女性の働き方は多様化していて、またそれを可能にする社会が出来上がっています。政府機関によっては朝7時から出勤可能でそうなると3時に子供が帰って来る時間に退社出来ます。また結婚出産後の現場復帰も可能ですし、バリバリ仕事をしていた自分よりも自宅で好きな時間に子育てしながら好きな事で働きたいと起業する女性も沢山います。

今のアメリカは「女性とはこうあるべき」とか「こうしなさい」というプレッシャーが日本よりも薄いので、女性も自由に「自分らしい生き方」を模索しやすいのだと思います。アメリカでは1950年代に「働くママvs専業主婦」論争がありましたが今は「人は人、自分は自分」に落ち着いています。

周りの女性がそんな感じだからこそ私も「妥協」をネガティブではなくハッピーな生き方を見つける一つの建設的な方法として受け止め、等身大の自分を見つける事が出来たのだと思います。

日本は今「働くママvs専業主婦」論争のまっただ中かと思いますが、歴史を振り返ればアメリカもそうでしたから論争の果てには「人は人、自分は自分」的な環境が日本でも生まれると思います。そうなるともっと女性が働き易い社会になりますよね。

自分らしくハッピーに生きていれば、それだけ周りにも貢献出来ると思うのです。周りがハッピーなら囲まれている自分もまたハッピーになれる。こんなサイクルがアメリカ社会の根幹のような気がします。

それでは次回はそんな自分も周りもハッピーにする「ただ働き」の歴史について。お楽しみに。