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女性が輝く社会3: キャシー•松井さん

ゴールドマン•サックスのチーフ日本ストラテジスト、キャシー•松井さんのウーマノミクスに関する講義を聞きにジョージタウン大学のビジネススクールに行ってきました。

リスクと自信

朝の飛行機で着いてそのまますぐ2時の講義。エリートはいつでもこういうスケジュールをなんなくこなしてしまいます。ハーバード大学を卒業しジョンズホプキンスで修士号を取得、その後は94年にゴールドマンに入社して出世街道まっしぐら。しかも2007年にはウオールストリート•ジャーナルで「アジアで注目の10人の女性」にも選ばれて、まさしく順風満帆の人生ですよね。

でもここではたと考えてしまいました。先日行った女性の自信のなさに関する別の講義で「リスクを取れば取るほど、失敗すればするほど」自信に繋がると「The confidence code」の著者は言っていました。

目の前で自信たっぷりに講義される松井さんの姿を見ていて、「きっといろんなリスクがあって、失敗があってここまできたのだろうなあ」と思ってしまったのです。リスクなしに成功もない!

ウーマノミクスの陰にある現状

講義の内容は今の日本に置ける女性の現状についてでしたが、面白かったのは女性が仕事を辞める理由の日米の比較でした。アメリカ人はPullによって辞める事のほうがPushによって辞めることより断然多く、日本の女性はその逆だと。

Pullな理由とは「子育て」「介護」「専業主婦になりたい」など自発的というか自分の理由による退社で、Pushな理由とは「結婚したら退社して欲しい」「ある程度の年齢になったのだから退社して欲しい」など相手から押し付けられる理由だそうです。

講義の中でちょっとショックだったのはウーマノミクスの陰にある日本の経済の現状です。日本は労働人口が増えないとこの先立ち行かないという厳しい現状が待ち構えています。それもあってのウーマノミクスなのでしょうが、今までのような「お父さんがひとり働いてお母さんは家を守る」的のんびりした構図はこの先もっともっと崩れて行くのです。でもアメリカでも女性の社会進出の陰には「ダブルインカムでないと生活を支えて行けない」という現状がありました。

たとえどんな理由であれ、働きたい女性が働きやすくなるのなら良いのではないかな。だけど専業主婦を選ぶ事も出来る、そんなバランスが必要ですよね。アメリカでは皆さん自由に束縛なく自分の道を決めてらっしゃるような気がします。ライフステージによって生き方、働き方を選べる感じかな。私も結婚して最初の3年は専業主婦を選びました。そしてその後仕事を始めたのだけど子育てや夫の仕事などその時のライフワークバランスでバリキャリ、ゆるキャリを行ったり来たりしながら仕事を続けています。

松井氏より日本政府、企業、個人への提案

講義の最後は松井氏よりの提案で締めくくられました。その中で特に企業への提案が現実的だったかな。まずフレキシブルな職場環境を作り、多様性を重視し、年功序列ではなく能力主義を取り入れ、そして女性が輝く社会(会社)のためにもっと多くの男性をこの運動に巻き込む事。

個人や社会への提案として皆さんがうなずいていたのは「家庭の中でもっと男女平等について考える事」でした。

確かに全ては家庭から始まります。社会で会社であらゆる場面で男女平等を勝ち取るには、やはり家庭での教育が重要です。だって女性に家事一般子育て全般がのしかかって来たら働けませんから。

我が家では娘を学校に連れて行くのは夫の仕事で私はお迎え。バレエに連れて行くのは私でお迎えは夫。ディナーは月曜から木曜までは私。週末は夫という具合に分けています。この夫の理解とサポートがなければものすごく大変になってしまうし、カッカせず仕事を続けて行く事は難しいでしょう。

ということでこの講義を聞きながら私が働けるように協力してくれる夫に感謝したのでした。

それにしてもキャシー•松井さん、かっこ良かったです。またまた素敵な女性のロールモデルを発見!