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教育5: 米日カウンシル高須紗希さん

 

日系人を基軸に人的ネットワークを構築し日米関係促進に努める米日カウンシル(以下USJC)。そのファンドレイザーである高須紗希さんにUSJCの活動についてお話を伺いました。

まずはUSJC設立の経緯についてお話を伺えますか?

USJCのアイリーン・ヒラノ・イノウエ会長には日米関係の中には政府と政府、経済と経済、様々なNPO団体との関係等があるけれども、はやり人と人との関係を重視した日米関係強化のための団体を作りたいという強いお気持ちがありました。それを形にしたいと決められたのが2008年の12月頃で、丁度その頃前職の全米日系人博物館館長を退かれ、上院議員のダニエル・イノウエ氏とご結婚されてワシントンDCに住居を移すことになり、2009年教育的非営利団体であるUSJCがDCで始動したのです。

USJCが日系人を基軸にしたのはどういった理由からでしょうか?

日系アメリカ人が年々色んなリーダーシップのポジションに就くようになってきて、そんな日系アメリカ人の方達が結束して日米関係強化を促進して行く事は出来ないか、日系アメリカ人に出来る役割があるのではないか、ということが発端となっています。

全米で100万人を超えると言われる日系人が結束して日米強化促進に尽力したらそれは大きな力となりますね。まさに心強い友好関係です!

日系アメリカ人は第二次世界大戦時に敵国と繋がりがあるということで強制収容所送りとなりました。ですから日系アメリカ人の中には日本人というアイデンティティーを心の奥底に閉じ込めてしまったりと歴史的には複雑な部分もあります。ですがやはり日本というルーツを考えた時に非常に深い繋がりを感じるのです。だからこそ日本に愛国心を持っている日系アメリカ人の力を合わせて団体として何か出来ないかと考えました。

第二次世界大戦後日本のビジネスがアメリカに進出した際には日系人の影の力が大きかったと伺っています。

日系アメリカ人はアメリカ市民であるからアメリカでビジネスをスタート出来ますし、日本をビジネスの面で手伝いたいという気持ちもあったのでしょう。

歩んだ歴史は違えどもルーツを同じくする民族として友好関係のもとに日系アメリカ人と日本人とアメリカ人を人と人で繋いで今後の日米関係強化に貢献して行こうというUSJCですが、そのミッションの為のプログラムにはどの様な物がありますか。

日系アメリカ人と日本人、アメリカ人のリーダー間のビジネス、政治のネットワークに加えて様々な会合やシンポジウム、年次総会を通して適時な情報交換に取り組んでいます。そして2011年12月からは新たなプログラム「TOMODACHIイニシアティブ」に関わっています。

TOMODACHIイニシアチブ

最近ではUSJCといえばTOMODACHIと言う程TOMODACHIイニシアチブは2年という短期間でムーブメントと呼べるくらい非常に認識度の高い活動となりましたね。

TOMODACHIイニシアチブは「トモダチ作戦」というアメリカ軍と日本の自衛隊が協力し、東北地方への緊急人道救援活動を行った事に基づき、その後に何か友好的な関係を続ける事は出来ないかということで試行錯誤した末に出来上がったプログラムなのです。この時の協力と友情の精神を基盤に米国と日本はTOMODACHIイニシアチブを開始し、米国政府とUSJCが主導し、日本政府及び日米の企業、団体、個人から支援を受けています。

TOMODACHIイニシアチブではどのような活動を行っているのですか?

活動のメインは教育交流プログラム、文化交流プログラム、リーダーシッププログラムの3つの柱で作られています。震災がもとで出来た活動なので被災地をどうやってサポートして行こうかというプログラムも多いのですが、トモダチ作戦の精神を汲み取り日米の友好関係を強化してくにはどうやって10年後20年後30年後に活躍して行く「TOMODACHI世代」の人達をサポート出来るかということも課題になっています。

2011年12月のスタート以来今までにどのくらいの数のTOMODACHI世代がプログラムに参加しているのですか?

昨年2013年度には日本とアメリカで1000人以上がプログラムに直接関わりました。でも我々としてはプログラム開始からは1万人以上の方々があらゆる形でプログラムからインパクトを受けていると考えています。

TOMODACHIプログラム参加者の年齢は?また参加方法は?

高校生が大多数ですが、中学生、小学生もいますし、大学生、その他若いNGO団体のリーダー、若い女性やミッドキャリアの女性なども参加しています。参加方法についてはTOMODACHIウェッブサイトに公募内容を英語と日本語の両方で載せており、またニュースレターでの告知もしています。

次世代の日米関係を支えて行くTOMODACHI 世代の育成の今後の目標は?

TOMODACHIイニシアチブを始めてからいろんな学生にあって来ましたが、「これから何が出来るのだろう」とか「(震災で感じた)怒り、悲しみ、自己嫌悪を良いエネルギーに変えたい」、「自分自身もっと人を助ける人になりたい」、等と打ち明けられる事もありました。我々に精一杯出来る事というのはそういう気持ちを持った人達に様々なプログラムを通して道を示す事ではないか、それが我々の本当の使命ではないかと思っています。

有り難うございました。私もTOMODACHIサイトを頻繁にチェックして何らかの形でプログラムを応援して行きたいと思います。

http://usjapantomodachi.org/ja/ TOMODACHIウェッブサイト

http://www.usjapancouncil.org/japanese 米日カウンシルウェッブサイト