Archives: アメリカ経済・政治

経済10:スティーブ・ジョッブスの言葉

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コンピューターを開いたらいきなりモノクロのスティーブ・ジョッブスのポートレイトと、1955 – 2011という文字が画面いっぱいに広がっていました。私はコンピューターにはてんで弱いのですが、この方の戦いには胸を打たれるものがあります。夕べからメディアはスティーブ・ジョッブス一色です。今朝のニュースでスティーブ・ジョッブスが2005年にスタンフォード大学で行った講演の一部を放送していました。「君たちの時間は限られている。だから人の言う雑音には耳を傾けず、自分の心の声だけを聞いて突っ走れ。だって自分が一体どういう人間になりたいかということは、もう自分で分かっているのだから」。... full story

経済9:Occupy Wall Street

in アメリカ経済・政治

 ウォールストリートの抗議デモが3週目を迎えました。ここに溢れる富と権力に抗議する若者たちが始めたOccupay Wall Steetという活動に端を発しますが、ソーシャルネットワークのFacebookなどを駆使しての抗議活動はウォールストリートに留まらず、シカゴ、ロスアンジェルス、サンフランシスコそしてボストンへと広がっています。近年の経済苦境に対して溢れる富みの象徴であるウォールストリートに避難が集中している影には、はやり失業率の増加などの働く権利を脅かされている真の恐怖があるのだと思います。そしてその恐怖は今日のアメリカではあまりにも多くの人が共感できる恐怖なのです。... full story

経済8:六人に一人が貧困に喘ぐアメリカ

in アメリカ経済・政治

 4日連続の雨で空はどんよりとした灰色ですが、それよりもっとダークなのは最新の世論調査の結果です。それによると現在六人に一人が貧困ライン以下で暮らしていて、これは1993年以来最悪の数字という事です。貧困ラインは4人家族で年収23,314ドル(約190万円)で、その貧困ライン以下で暮らす人の数は4600万人、うち子供の数は1600万人。3年前に比べて300万人の増加となっているのです。この貧困層の増加は人種に関係なくおこっていて全体では22%の増加ですが、ヒスパニック系では37%、アフリカンアメリカン系では40%の増加とちょっと他より高くなっているようです。... full story

経済8: 信用格付け低下のアメリカとフランス経済

in アメリカ経済・政治

アメリカが債務不履行の危機にあった間、ヨーロッパでもギリシャ、スペイン、ポルトガル、イタリアそしてアイルランドの深刻な経済危機が取りざたされていました。毎年夏はフランスとイタリアでヴァカンスを過ごす関係で、ユーロとドルの為替レートには敏感にならざるをえません。それでヨーロッパの経済ニュースも注意して見ていたのですが、あんまり良いニュースがなかったので、今年のコートダジュールもリーマンショック以来の閑散とした状況かなあ、と思いながらやってきました。ところが、とっても驚いた事に混んでるんですねえ。ホテルはほぼ満室、ブティックも繁盛している感じなのです。... full story

時事6: アメリカのイクメン事情

in アメリカ経済・政治

 日本のテレビ番組では「マルモのおきて」とか「全開ガール」などイクメン番組が大人気ですが、アメリカでも子育てをするシングルファーザーが急増しています。1970年はシングルペアレント家庭のうちシングルファーザーの家庭は10件に一件でした。それが1998年には6件に一件となり、2011現在では5件に一件が母親がいない父親と子供だけの家庭になっています。なんと過去10年で27%の伸び率です。アメリカでイクメンが急増している理由は、まず離婚で父親が子供の親権を勝ち取るケースが増えていることがあげられます。父親は家にお金をいれるだけではなく子育てにも協力するよう求められる近年の風潮で、... full story

旅4:グラウンドゼロ

in アメリカ経済・政治, ジェットセッターな旅

週末NYで泊まったホテルはグラウンドゼロのまん前にありました。夜も遅くまで再開発が進んでいます。ここからすべてが始まったのですね。 あの日自分がどこにいて何をしていたか、覚えていないアメリカ人はいないはず。私は娘を連れて銀行へ行っていました。 でも銀行のドアに「国家の緊急時で閉店」の張り紙があって、初めて回りを見渡したらペンタゴンのほうから逃げてくる多数の人と立ち上がる煙を見たのです。 あの日のことは忘れません。「Happy go Lucky」だったアメリカが永遠に変わってしまった瞬間ですから。 full story

政治6:毎日18人の復員軍人が死んでいくアメリカ

in アメリカ経済・政治, ヘルス

戦争とペットという以外な組み合わせの話です。911後勃発したイラクとアフガニスタンの戦争からアメリカに帰ってきてたVet (復員軍人) は、かなり高い確率でPTSD(ポスト トラウマ ストレスディスファンクション)に悩まされています。 調査によるとイラクに配置された兵士たちのうち92%は攻撃の中に身を置く経験をし、94.5%が死体を目にし、95%が銃撃戦に巻き込まれ、そして12.5%の兵士がPTSDの症状を訴えたそうです。 そうして命を掛けて国に尽くし戦地から帰ってきた後は、絶望の淵に立たされ18人の復員軍人が毎日死を選ぶのです。... full story

経済7:「お金持ち」から「貧乏」へ

in アメリカ経済・政治, 海外ゴシップ

アメリカ人のトップ5%が全米の富の57%を所有しています。誰もがその5%に食い込む夢を見ます。そして9割のアメリカ人が「いったんお金持ちになったらけっして貧乏に逆戻りはありえない」、と信じているのです。でもアメリカに住んでいるとそんなユートピア的発想に「待った」をかけるニュースに、絶えず出会うのですねえ。 今日はかつて「テレビ王」としてアメリカ一のお金持ちの名を欲しいままにしたジョン・クラッジ(John Kluge)の、3番目の奥さんの破産宣告がメディアを賑わしました。(4番目の奥様はお隣のバージニア州に住んでます)借金の額は$10億とも$50億とも言われています。 「... full story

海外ゴシップ7:「1ドル銀行強盗」とオバマケア

in アメリカ経済・政治, ヘルス, 海外ゴシップ

「刑務所に入ることがお医者さんに診てもらえる一番の近道だから」と言って銀行強盗を犯したのは、コカコーラの配達員として17年間勤めた挙句リストラされた59才のジェームス・ベローネ(James Verone)。 健康を害してもリストラの後はコンビニの臨時雇いの職しかなく、健康保険には加入できず、かといってMedicareを受領するには若すぎるという現実が待っていたのです。受刑者にはフリーの医療サービスが提供されます。そこで強盗になったわけですが、国民皆保険制度のないアメリカにはベローネのように保険に加入していない(できない)人が590万人もいます。... full story

時事4:「Do you know Lacy?」

in アメリカ経済・政治

「私の名前はレーシー、13才です。毎晩いろんな人に買われています。私はあなたの家の近所に住んでいます。お願いです、助けてください!」 世界中で年間200万人の女性や子供が性の奴隷として売り買いされています。ヒューマントラフィッキング(Human Trafficking)といわれる奴隷市場は、年間$32ビリオンという巨大マーケットを形成するに至っているのです。そんな現状を少しずつ打破しようといくつもの団体が立ち上げられていますが、今朝は1999年から犠牲者を救出し彼女たちの未来を取り戻す活動を続けているShared Hope InternationalというNGOが、「Do you know... full story