Archives: 東日本大震災とアメリカ

東日本大震災4:星守る犬

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今公開中のこの映画は昨年の8月から10月にかけてロケが行われ、そのロケ地のひとつが福島県いわき市の海岸でした。津波で破壊される前の、そして原発で近づけなくなってしまう前の穏やかな美しい海岸で、中村獅童と西田敏行と犬のハッピーが遊んでいます。 ロケ地のことを知らずにこの映画を見に行った私は、ここで涙が止まらなくなってしまったのです。あまりにも普通で、あまりにも平和な風景がそこにありました。 「星守る犬」とは、手が届かないようなものを夢見る事だといいます。あの普通の風景が、福島県人にとっては「星守る犬」になってしまったようです。でも、きっといつか届きますよね。... full story

東日本大震災3:建前と本音の風評被害

in 東日本大震災とアメリカ

「心苦しくはあるのですが、やっぱり手が出ません」。小さなお子さんを抱えるある主婦が、福島県産の野菜は買えないとインタビューに答えていました。実際この主婦の方の冷凍庫には九州産と明記された葉物野菜の冷凍食品が、たくさん詰まっていたのです。 礼節を重んじるこの国で、この気運のなか一主婦が本音を公共の電波で語るほど、放射能の恐怖と不安は大きいということなのでしょう。 反面「福島の生産者をサポートしたいから、本当に安全なら積極的に買っていきたい」という声もネット上にありました。福島県出身者として、これが多くの方の声であることを願うばかりです。 この時期は枝豆やきゅうり、ナス、トマトにささぎ(... full story

東日本大震災2:自分で作るアップルペクチン

in 東日本大震災とアメリカ, ヘルス

昨日から日本に来ており震災関連のニュースを見ていますが、被災地の少しでも早い復興を願って止みません。 ニュースの中で放射能関係の解説を聞いていたら、抗放射性で注目を集める「アップルペクチンが品薄」とテレビで言ってました。セシウムの対外排出を促進する抗放射性効果があるということで、サプリメントも入手するのが難しくなっているようです。 そこで自宅で作れるアップルペクチンの作り方を紹介します。オリジナルはwww.foodcoop.coopで見つけたもので、それから抜粋して翻訳してみました。ジャムを作る時に必須のペクチンですが、粉末状のペクチンがなかったころはみんな自宅で作っていたそうですよ。... full story

東日本大震災1:福島から届いた宅急便

in 東日本大震災とアメリカ

アメリカに移住して14年が経ちますが、一度も欠かさず毎月福島の両親から雑誌やお菓子の詰まった小包が届来ます。私と娘にとっては日本とアメリカの架け橋でもある、とっても大切な定期便です。そしていい加減大人になった私が両親に甘えられる唯一のことかもしません。「あー、またこのお菓子入ってるう」なんてちょっと文句を言ったりして、今思うとなんて平和で贅沢だったのかと思います。そして今年の3月、小包は届きませんでした。今まで普通にそこにあったものが、パチンと指を鳴らすだけで突然無くなってしまったようです。当たり前が消えてしまうことって、こんなに静かで辛い事だったのですね。東日本大震災から3ヶ月が過ぎた今... full story

アメリカの掟2:Q. アメリカに東日本大震災の風評被害はありますか?

in 東日本大震災とアメリカ, ハッピーなアメリカの暮らし方

東日本大震災から早くも2ヶ月半が過ぎました。最近のアメリカでは福島原発関連のニュースもあまりメディアに登場しなくなりましたが、初めの2週間は連日24/7 (24時間週7日休みなくということ)であらゆるメディアで福島第一原発問題が取りざたされました。ですが報道は一貫して科学的事実に終始していたと思います。事故の状態がチェルノブイリと同じレベル7に引き上げられた時すら、実際の数字に基づき「同じ危険性とはいえない」と言っていましたし。アメリカの有力紙「ワシントンポスト」紙は徹底して感情論に走るのではなく事実重視でした。 ですからでしょうか、... full story